最終更新日:2025年7月15日 スリランカ万博
万博のスリランカブースに行ってきました!

万博のスリランカブースに行ってきました!
美しい海のイメージでしょうか?ブルーが鮮やかで目をひきます。海に囲まれて自然豊かなスリランカの感じが表されているようですね。
スリランカと日本はあまり知られていませんが、日本人であれば、スリランカに恩を感じすにはいられない程、実はとても深いつながりがあります。
スリランカと日本

日本とスリランカの関係の歴史〜長い友好の歩みと、心のつながり〜
日本とスリランカの関係は、古くからの仏教文化を共有する精神的なつながりを土台に、戦後から現代に至るまで深い友好関係を築いてきました。
1951年、サンフランシスコ講和会議でスリランカ(当時セイロン)のジャヤワルダナ首相が行った歴史的な演説は、今も語り継がれています。彼は日本への制裁を求める動きの中で、「憎しみは憎しみによって止むことはない」という仏陀の教えを引用し、日本の独立と国際社会への復帰を強く支持しました。この演説は、戦後の日本にとって大きな励ましとなりました。
その後、日本はスリランカに対して長年にわたり政府開発援助(ODA)を通じて支援を続けてきました。インフラ整備や教育、医療、水資源、農業など多くの分野で協力が進められ、現在でも両国は経済・文化・人的交流の面で関係を深めています。
とくに近年は、スリランカにおける持続可能な農業や地域開発、災害支援、そして人材育成などを通じて、民間レベルでの国際協力が活発化しています。
アヴァローキテーシュヴァラ菩薩像(模型)

スリランカ仏教美術の傑作。原像はコロンボ国立博物館に所蔵されています。本物も見てみたいですね。
スリランカの人々の大半は熱心な仏教徒で、日本人も同じ仏教国ということで親近感を持たれたいるそうです。
スリランカといえば紅茶

スリランカの紅茶といえば「セイロンティー」ですね。
このライオンのマークが付いている紅茶はスリランカが正式に認定したセイロンティーです。
スリランカ(旧セイロン)は、世界的に有名な紅茶の生産国で、「セイロンティー」の名で親しまれています。
スリランカ国内にはいくつかの主要な紅茶産地があり、それぞれの地域ごとに気候や標高、土壌が異なるため、風味や香りに個性があります。
以下に、代表的な産地とその特徴をまとめました。
スリランカの主な紅茶産地と特徴
- ヌワラエリヤ(Nuwara Eliya)高地(1,800m以上)
とても淡い色合い、華やかで爽やかな香り、繊細な味。セイロンティーの「シャンパン」とも。 - ウバ(Uva)高地(1,200〜1,800m)
ミントのような香気、爽快感、やや渋みのある力強い味。アイスティーにも向く。 - ディンブラ(Dimbula)高地(1,100〜1,500m)
バランスの良いコクと香り、まろやかで親しみやすい味わい。ミルクティー向き。 - キャンディ(Kandy)中地(600〜1,200m)
やや濃い目の水色、素直な渋みとしっかりとした味。ストレートでもミルクでも。 - ルフナ(Ruhuna)低地(600m以下)
濃い紅色、水色が深く、しっかりしたボディ。苦味少なく甘みが感じられることも。 - サバラガムワ(Sabaragamuwa)低地(〜800m)
ルフナに似て、濃厚な味わい。香ばしさや木のような香りが特徴。
形状による等級の違い
- OP(オレンジペコー) 長く細い葉。まろやかで上品な味わい。
- BOP(ブロークンOP) 砕かれた葉。濃く抽出されやすく、ミルクティーに向く。
- FBOP(フラワリーBOP) 芽の部分を含む。香り高くリッチな風味。
セイロンティーには産地によってかなり味や香りに違いがあります。ぜひ違いを体感してみてください。
スリランカの絵本やガイドブック

スリランカの民話などをもとにした絵本もあります。日本語と英語とシンハラ語が書いてある絵本もありました。
日本語を学びたいというスリランカの人々も多くおられるので、昨年完成した図書館に日本語の絵本を寄贈するために現在絵本を受け付けています。